スポーツ格差

 オリンピック開幕前は、オリンピックにネガティブな意見が多かったですが、予想通り開催されると70%以上の日本人が「オリンピックをやって良かった。」等という返答をしています。

 私は天邪鬼なので、日本人選手がマイナーな競技でメダルを獲得した等のニュースを観ると、そのニュースを観たくない気持ちになります。ワールドカップでも、日本代表が勝利すると、ネガティブな気持ちになってしまいます。EUROを純粋に楽しめるのは、日本が関わっていないかもしれません。

 ただ、花形である100m等の陸上で日本人選手が決勝進出等を果たすと、素直に拍手を送りたくなります。

 高校生の時、女子サッカー部が県大会で3位になり、表彰されていました。しかし、話を聞くと、出場チームは4チームしかありませんでした。

 高校生の時、出席番号が私の次だった男性は弓道で県で8位の成績を残したと言っていました。しかし、話を聞くと、県大会に出場した選手は20人でした。

 このように、スポーツには格差があります。オリンピックで実施されている競技、特に日本がメダルを取るような競技は競技人口が少ないものが多いです。

 日本におけるフェンシングの競技人口は約6,000人です。男子体操の競技人口は約6,000人です。アーチェリーの競技人口は約4,000人です。近代5種に至っては、33人です。

 これに対し、サッカーの競技人口は、436万人です。フェンシングや男子体操の726倍の競技人口です。

 フェンシングの日本代表は21人である為、285人に1人がオリンピック選手になれる計算になります。285人の中には、月に1回程度フェンシングをやるだけの人も含まれます。

 これに対し、サッカーでは24万3千人に1人しか代表に選ばれません。

 このようなデータを見ると、高校生の時に感じた私の違和感も、少しだけ解決してきます。

 2日程までから陸上が始まり、ようやく「これは凄い。」という人達が登場してきて、少しだけホッとしている自分がいます。

 ただ、1番の花形である100mに化け物がおらず、主役のいない大会に時の流れを感じるとともに、新しい時代に向かう為にはこの停滞期も必要であることも面白い所です。