何とも言えないのその先へ

 先日、血液検査を受けたらGOT(AST)という値が高い結果が出ました。

 GOTとは、心筋、骨格筋、肝臓等に多く含まれている酵素です。アミノ酸代謝やエネルギー代謝の際に、重要な働きをします。

 説明文には、何らかの異常で肝細胞が破壊されると血液中に漏れ出し、数値が高くなる為、基準値を超える場合は、肝臓疾患が疑われます等と記載されている為、焦りました。

 しかし、調べていくと、GOTは肝臓よりも、心筋や骨格筋に多く含まれていることがわかりました。

 筋肉に多く含まれる為、激しい運動をした後に、血液検査を受けると、筋肉が分解される為、高い値が出やすいのです。

 振り返れば、前日HIITを行い、20㎞も散歩をしていたことに気づきました。

 健康診断ではなく、自宅で行う血液検査の為、前日に運動を控えることをすっかり忘れていました。

 2人の医師に「先日、血液検査をしたらGOTの値が高かったんですけど‥。」と話をした所、1人の医師からは上記のような説明を受けました。

 しかし、もう1人の医師からは「何とも言えませんね。」という説明しか受けることが出来ませんでした。

 その病院を常に受診しているわけでもない為、何とも言えないのでしょうが、その酵素名から原因を推測するとか、他の酵素の結果を聞き関連性を推測するとか、その数値が高い場合の疾病になる確率を言うとか等、いくらでも情報を示すことが出来るのになと残念な気持ちになりました。

 ただ、私が医師の言動を観察するに、その医師は急にGOTと言われ、それが何を示すのか、基準値はどの程度なのか、他の血液検査との関連性がどの程度なのかを、その瞬間に頭に思い浮かべることが出来ないようでした。

 特に高齢の医師が主治医の場合、気を付けたいのですが、科学的なデータ等は半年感間勉強をしていないと80%使えなくなると言われています。その為、主治医を見つける時には、その人は勉強している人なのかが選択する上での判断基準の1つになります。

 わからないなら、その瞬間に調べてくれれば、いいのですが、医師や教師等は職業柄なのかわからないと言うことが出来る人が少ない印象です。世の中の全てを理解すること等出来ない為、わからないことをわからないと言える人を、私は信頼するようにしています。

 また、先日車検をした時にも「ファンベルトにヒビがあります。」と言われました。

 これに対し「そこにヒビがあることで、次の車検までにトラブルが起こる可能性はどの位ですか?」と質問をしました。

 すると「何とも言えませんね。絶対とは言い切れませんから。」等という返答がありました。

 こちらも、絶対大丈夫という返事を聞きたいわけではなく、選択をする材料の為に、そのデータを知りたいのになという気持ちになりました。

 どのような事柄も「何とも言えない。」という答えは当てはまります。

 そこは、百も承知だから、その先の判断や選択をする為の材料を教えてもらいたいものです。

 別に、医師や自動車整備士等に責任を押し付ける訳でもなく、最終的な選択を医師や自動車整備士等に委ねるつもりもありません。

 相談をする人は、相談した人からのアドバイスを真摯に聞くが、そのアドバイスをどのように活かすかは相談した人が決めることであり、相談を受けた人がそれ以上足を踏み入れることはタブーであるという相談の基本的なルールが世の中に浸透してほしいと願います。