「結果より過程が大事と大人が言うて、子供はイマイチ納得せん。でも俺は、大人に大賛成や。俺を構築すんのは、毎日の行動であって、結果は副産物にすぎん。将来バレーボールで飯食ってくわけでもないしな俺は。でも、これも結果のうちかな。」
『ハイキュー』稲荷崎高校キャプテン北さんの言葉です。
「点を獲ったら褒めてくれ。獲れんかったら罵ってくれ。がんばったで賞は要らん。賞賛か、罵声か、どっちかでええねん。どっちかの中に居りたいねん。」
『ハイキュー』稲荷崎高校卒業後、プロになった宮侑の言葉です。
私の頭の中は、禅問答のようになります。
北さんの言葉通り、私達を構築するのは毎日の行動です。結果は、副産物にすぎないとも捉えることも出来ます。
しかし、侑の言葉通り、結果に対して、賞賛か罵声か、どちらかの中にいたいという気持ちもあります。
仮に会社経営をしている場合、収益という結果を出し続けなければ、会社は潰れてしまいます。
ただ、その収益を出すのは、毎日の行動です。毎日の行動とは、結果に向かう為の過程でもあります。
昨日、東京オリンピックの国立競技場内で行われる陸上競技が終了しました。
私は、陸上が好きで、2007年世界陸上から、オリンピックと世界陸上だけですが、継続してみてきました。
フットボール以外のスポーツを観戦する時に、選手以上に気になるのが解説の言葉です。
フットボール以外のスポーツには詳しくない為、他のスポーツの解説はゼロベースで聞くことが出来ます。
しかし、ほとんどの解説がフットボールの多くの解説者同様、聞いていても勉強になることや笑顔になることはありません。
その中でも、陸上の解説、特にやり投げ等の投擲種目の小山さんの解説は、パフォーマンスをきちんと評価や批判をし、日本人選手を擁護することもなく、聞いていて勉強になるとともに、笑顔になりました。
「頭を下げると、槍の角度が下がり、届きません。」「3投とも右に投げてしまい、修正が出来ませんでした。」
投擲種目の知識がない私にも理解が出来るとともに、女子やり投げ決勝に57年振りに決勝進出を果たした北口のパフォーマンスにも、擁護することなく、ただそのパフォーマンスに対する評価や批判をする姿勢を貫いていました。
また、その他の多くの陸上解説者も、過去の記録や選手のデータ、その時の雰囲気等が頭に入っており、この点はWOWOWフットボール解説者にも見習ってほしいものです。
私は、メディアに出てくる芸能人や元選手、アナウンサー等が、敗者に向けて「最後まで思いを込めて、走っていたと思います。」等という言葉を聞く度に、どこか違和感を感じます。
もちろん、敗者となった時には「結局負けてるじゃん。」と感じるものの、声を掛ける側からすると「よくやった。」以外掛ける言葉が中々見つからないことも理解出来ます。
その違和感を感じる度に、北さんと侑、それぞれの言葉が私の脳裏を過ぎり、禅問答が繰り返されます。