毎日EUROの試合を2試合程度観ていると、贅沢な悩みではありますが、疲れてくるとともに、慣れてくる影響か、代表チームの課題も多々見えてきます。
課題とは、戦術的なフットボールが出来ていないことです。
日々一緒に時間を過ごすチームではない為、難しいことは百も承知ですが、それでも世界中が注目する大会であれば、フットボール界に新しいメッセージを表現して貰いたいと勝手に願ってしまいます。戦術で戦うことが出来る監督が、代表チームを率いていくことがフットボールの未来を作ってくれると私は考えます。
EUROに出場しているチームでコンセプトを感じるチームといえば、スイスとデンマーク位でしょうか。エリクセンが病気退場する前のデンマーク代表は、EUROで最も魅力的なフットボールを展開していたと思います。
スイスは、イタリアに大敗こそしましたが、誰が相手でも「俺達はボールを繋ぐぞ。」という姿勢が一貫しています。
振り返れば、2018ワールドカップ初戦も、ブラジル相手にも自分達のフットボールを貫いていました。
ドイツVSポルトガル、カルチョファンであれば「そこは、ゴゼンスいるから気を付けておけよ。」と何度も叫んだと思います。
ポルトガル代表が、アタランタを研究していれば、ゴゼンスの活躍を防ぐことが出来たかもしれません。
そのような中、カルチョファンとして「ドイツ代表アタランタみたいなサッカー出来るじゃん。」「キミッヒ、ハテブールみたいなクロス入れられるじゃん。」等と謎の解釈をしている自分に気づき、笑っちゃいました。
また、相手がいれば抜くことしか考えないダムスゴーやトラオレ、ドク等の若い選手が活躍する姿は、フットボール界にとってはポジティブなニュースです。
彼らは、セリエAでも、プレミアでも、リーグアンでも、前を向いたら目の前の相手を抜くことしか考えず、これだけ進化しているフットボールにおいて、異才を放っています。
「ボール持ったら点獲ることしか考えねぇバカか‥好きなんだけどな、そーゆう奴は。だが、それは必ずしも悪いことなワケじゃない。そのシュートが自分の為じゃなく、チームの為であればいいんだ。気付いているかヒョウ‥お前はまだ、その肩に大栄というチームを背負ってはいないんだ。」
『あひるの空』横浜大栄の監督、酒巻呼人の言葉を思い出します。
原石である彼らの輝きを潰すことなく、輝き続けることが出来るように頭で考え、チャレンジを繰り返し、彼らが常識に潰されず、フットボールの未来を担ってくれる足場に、EUROがなってくれることを願います。