経験は消費ではない。人格を作る最も確かな投資である。知識は教えられるが、人格は経験でしか育たないーユニバーサルスタジオ編3ー

 

 

 

 ーー忙しい毎日の中で、仕事をして、家事をして、生活を守って、それでも時間とお金を作って連れて行ってくれた1日。

 

 その事実こそが、子どもにとっては「自分は大切にされている」という証明になる。

 

 

 

 いつか大人になった時、何を買って貰ったかは忘れたとしても、連れて行って貰った事実は残る。

 

 子育てとは、立派な大人を作る事ではなく、自分は愛されていたと思える記憶を残す事なのかもしれないーー。

 

 

 

 

 

  ♦子どもは、プレゼントで喜ぶ。でも、子どもの人生を支えるのは、時間を掛けて貰った記憶

 

 

 

 子どもは、与えられた物ではなく、大切にされた記憶で、育ちます。

 

 

 テーマパークに行く本当の意味は、遊園地に行く事ではありません。

 

 テーマパークに行く本当の意味は、愛情の記憶を作る事です。

 

 

 

 

 子どもの頃に、大切にされた記憶がある人程、自己肯定感が高く、他人を信じる力が育ちます。

 

 

 テーマパークに行く事で、親が作っているのは、思い出だけではないのです。

 

 テーマパークに行く事で、親が作っているのは「子どもが将来折れない為の心の骨格」なのです。

 

 

 

 

 

 

  ー人は褒められたから、強くなるのではない。存在を認められたから、折れなくなるのだー

 

 

 

 子どもにとって「自分は大切にされている」という実感は、言葉ではなく、経験で育ちます。

 

 そして、この実感が、子どもの「人生の土台」になります。

 

 

 

  ☆時間を使ってくれる→自分は後回しの存在ではない

 

  ★話を聞いてくれる→自分の気持ちには価値がある

 

  ☆感情に寄り添ってくれる→自分はここにいていい

 

 

 

 親との上記の積み重ねが「自分は存在していい人間だ」という感覚を作ります。

 

 心理学では、これを「自己肯定感の根」と表現します。

 

 

 「大切にされた記憶」とは、楽しかった出来事ではなく「自分は大事にされた」と子どもが解釈した体験の蓄積なのです。

 

 

 

 

 

 

 ーー子どもは、愛された量ではなく、愛を感じた瞬間で育つ。

 

 

 特別な場所に行ったから、特別なのではない。

 

 その日、自分の為に、大人が時間を作ってくれた事。

 

 

 それが子どもの中では、何よりも大きな意味を持つーー

 

 

 

 忙しいはずなのに、連れて行ってくれた。

 

 疲れているはずなのに、笑ってくれた。

 

 自分の「見て」を、何度も受け止めてくれた。

 

 

 この積み重ねが、やがて子どもの中に、1つの確信を作る。

 

 自分は、大切にされる存在だとーー。

 

 

 

 

 

 

 

  ー人は、評価された言葉では育たない。大切に扱われた体験で育つー

 

 

 

 愛された量ではなく、愛を感じた瞬間で育つとは、親がどれだけ愛していたか(量)ではなく、子どもが愛されていると実感出来た体験(質)が、人格形成に影響するという意味です。

 

 

 

 何故、ユニバーサルスタジオのような体験が、記憶に残りやすいのでしょうか?

 

 

 

 

   ①非日常=記憶に残りやすい

 

 

 

 脳は、日常よりも、変化の大きい体験を、重要情報として保存します。

 

 

   ☆初めて見る景色

 

   ★特別なイベント感

 

   ☆大きな音や演出

 

 

 このような刺激があると、脳の海馬(記憶)と偏桃体(感情)が、同時に働きます。

 

   非日常+強い感情=長期記憶になりやすいのです。

 

 

 

 

 

 

   ②感情が入ると記憶に残りやすい

 

 

 

 ただ遊ぶだけではなくーー

 

 

   ☆一緒に笑い、驚く

 

   ★名前を呼ばれる

 

   ☆写真を撮る

 

 

 ーーこのような感情付き体験は、記憶の固定が強くなります。

 

 

 ちなみに、ユニバーサルスタジオのキティのアトラクションは、キティが、子どもの名前を呼んでくれます。

 

 

   体験(USJ)+感情(楽しい)+人(親)=愛情記憶

 

 

 

 

 

 

 

 ーーこの積み重ねが、やがて子どもの中に、1つの確信を作る。

 

 自分は、大切にされる存在だと。

 

 

 この確信を持って育った子は、強い。

 

 

 

 転んでも、立ち上がる。

 

 他人を、信じる事が出来る。

 

 自分を、簡単に諦めない。

 

 

 何故なら、大切にされた記憶があるからーー。

 

 

 

 

 

 

  ー愛情とは、その人が自分の為に使ってくれた時間の量であるー

 

 

 

   ③コストを掛けてくれたと無意識に理解する

 

 

 

 子どもは、言葉では理解していなくてもーー

 

 

   ☆遠くまで連れて行ってくれた

 

   ★お金を使ってくれた

 

   ☆時間を作ってくれた

 

 

 ーーこれを無意識に、こう変換します。

 

 

 「自分は、これだけ大切にされている存在なんだ」と。

 

 

 

 この感覚は、誉め言葉より、強く残り続けます。

 

 何故なら、言葉は忘れても、扱われ方は忘れないからです。

 

 

 

 

 

 

 

 ーー大切にされた記憶がある人は、折れない。

 

 心のどこかで知っているから。自分は、大切にされた事ある人間だと。

 

 

 

 だから、何度も過ごした非日常の時間とは、その瞬間の楽しさだけではない。

 

 10年後、20年後、その子が人生でつまずいた時に、静かにその子を守る為の時間なのかもしれないーー。

 

 

 

 

 

 

  ー愛情は、1回では証明されない。繰り返された時、初めて愛情は、本物になるー

 

 

 

   ④反復=偶然ではない愛情

 

 

 

 子どもにとって大切なのは、1度連れて行って貰った記憶ではありません。

 

 子どもにとって大切なのは、何度も連れて行って貰った記憶です。

 

 

 子どもは、回数から、愛情の本気度を測ります。

 

 

   ★1回の体験→思い出

 

   ☆繰り返される体験→信頼

 

 

 この信頼はーー

 

 

   ☆私は、また大切にされている

 

   ★私は、見捨てられない

 

   ☆私は、優先される存在だ

 

 

 ーーという形に変換されます。

 

 

 

 この感覚は、言葉ではなく、体験の積み重ねでしか出来ません。

 

 だから、何度も連れて行くという行為は、遊びではなく「あなたは大切な存在だ」と伝え続ける行為なのです。