現在『刀剣乱舞』におけるイベント「現世遠征都結び」が日本橋にて開催されています。
刀を擬人化した美しい刀剣男子と都心の洗練された雰囲気、さらに恋人に逢いにいくかのような刀剣女子達の正装が見事にマッチしています。
刀剣男子達が活躍したであろう当時の暗い夜の中、提灯の灯りや月の灯り等により映し出される刀剣男子達を演出した作品達は、見事に刀剣女子達の心を魅了しています。
その刀剣男子の中でも異彩を放つのが陸奥守吉行、坂本龍馬の愛刀です。
刀剣男子達も、元の主の性格を反映している為、陸奥守も龍馬同様、明るく開放性の高い、太陽のような存在です。
日本史の謎の1つに龍馬暗殺が挙げられます。
誰が龍馬を暗殺したのかはもちろん、北辰一刀流の免許皆伝の腕前を持つ龍馬が、抜刀する事も出来ずに暗殺された事も龍馬ファンの中では謎として語り継がれています。
龍馬が、どこの藩にも属さずに活躍出来た要因の1つは、龍馬が強かったからです。
剣の腕前でいったら、近藤よりも、土方よりも強かったでしょう。幕末当時は龍馬のような革新的な考えを持っていると、1歩間違えれば殺される時代でした。おそらく、龍馬のような考えを持つ人はいたでしょうが、歴史の表舞台に出る前に殺されていた事でしょう。龍馬が殺されずに活躍出来た要因は、龍馬が誰よりも強かった為です。
若かりし龍馬が江戸に剣術修行に出ている時、家督を継いだ兄の権平に「国難に臨む時は、必ず家宝の甲や宝刀を受けられるものだ。」と手紙を送ります。
この手紙に応える形で送られた刀が、陸奥守吉行です。
兄から貰い受けた刀を龍馬は大変気に入り、京都に赴く時には常に腰に差して、自慢していました。
1867年11月15日、大政奉還が成立して間もなく、龍馬は近江屋にて暗殺されます。
その時にも、龍馬の横には陸奥守吉行がありましたが、抜刀する事が出来ず、相手からの太刀を陸奥守の鞘で受け止め、龍馬は力尽きます。
『刀剣乱舞』においても、隣にいながら主を助ける事が出来なかった陸奥守の葛藤を見事に描いており、刀剣女子達は太陽のような陸奥守が思い悩む姿に共感し、涙します。