世界をつくる、子育てーその小さな背中が、いつか自分の世界へ歩いていけるようにー




 ーー世界は、怖い。それでも、自分は、大丈夫。

 そんな感覚を、心の奥に、そっと置いてあげるーー。







  ー子どもに残したいのは、完璧な親の姿ではない。間違えても、愛は終わらないという記憶だー



 親が選ぶのは、子どもの「結果」だけではありません。

 子どもが、どんな世界を「普通」だと、思って生きていくのかーー。



   ☆何を、怖いと思うのか

   ★何を、信じるのか

   ☆失敗した時に、どうするのか



 ーーそんな「世界の見方」を、少しずつ、育てているのかもしれません。





 だからといって、親が、完璧な世界を用意する必要はありません。

 いつも、優しくなくていい。いつも、正しくなくていいーー。


   
    ☆親だって、疲れる

    ★親だって、間違える

    ☆親だって、不安になる



 ーー大切なのは、失敗しない親になる事ではありません。





 失敗しても、また、挑戦できる事。

 強く言い過ぎたら「さっきは、ごめんね。」と、戻れる事。

 間違えた時「パパも、間違える事があるんだ。」と、伝えられる事。



 そんな親の姿を見て、子どもは、学んでいきますーー。


    
    ☆失敗しても、いい

    ★関係は、修復できる

    ☆間違えても、いい



 ーーもしかすると、子どもの心に深く残るのは、親のそんな姿なのかもしれません。







 ーーやがて、その手を離す日がくる。

 少し寂しくて、少し怖くて、それでも「行っておいで。」と、言う。



 振り返った子どもに、大きく手を振る。

 そして、その小さな背中が、自分の世界へ向かって、少しずつ遠ざかっていく。



 それが、子育てなのかもしれない。

 いつまでも、守ることではない。いつまでも、隣にいることでもない。



 いつか、1人で歩いていけるように、安心して手を離せるようにしていくーー。




 
 

  ーいつか手を離す。その時に子どもの心に残っていてほしいのは「1人になった」ではなく「1人でも、大丈夫」という感覚だー



 親が、子どもの人生を、守り続ける事は出来ませんーー



   ☆幼稚園や学校で、傷つくこともある

   ★努力しても、負けることもある

   ☆好きな人に、嫌われることもある



 ーー思い通りにならない事は、これから何度も、やってきます。




 その度に、親が先回りをして、取り除いてあげる事は出来ません。

 だからこそ「困った時には、一緒に考えてくれる人がいる。」という、記憶を渡したい。 


 そしていつか、親がいなくても「どうしたら、いいんだろう?」と、自分自身に問いかけられる人に、なってほしいーー。



    ☆すぐに、答えが出なくてもいい

    ★迷っても、いい

    ☆誰かに、助けを求めてもいい



 ーーそれでも、自分は大丈夫。そう思える人に、なってほしい。







 ーーその背中を見ながら、親は、初めて知るのかもしれない。

 育てていたのは、子どもだけではなかった、と。


 
 子どもと一緒に、自分もまた、この世界を信じる練習をしていたのだ、とーー。







  ー子育てとは、いつか来る「さよなら」のために、「1人でも、大丈夫」という愛を、少しずつ渡していくことなのかもしれないー



 子育てとは、子どもを「強く」する事では、ないのかもしれません。

 傷つかないように、する事でもない。失敗しないように、する事でもないーー。



    ☆傷ついても、帰ってこられる

    ★失敗しても、やり直せる

    ☆迷っても、自分で歩き出せる


 
 ーーそんな心の土台を、少しずつ作っていく事を子育てと、呼ぶのかもしれません。





 そして、いつか子どもは、親の作った世界から出ていきます。

 親とは違う考えを持ち、親とは違う道を選び、親が知らない世界を、生きていく。


 その時「ママがいないと、何も出来ない。」ではなく「ママがいなくても、やってみよう。」と、思ってくれたらいい。



 それは、親から離れていく事ではありません。

 親から受け取ったものを、自分の人生に、持っていく事なのだと、思う。





 子育てにゴールがあるとすれば、それは、親が必要なくなる事なのかもしれません。

 いつまでも手を繋ぐ事ではなく、いつか、その手を離しても、自分の足で歩いていけるように。


 そして、その子どもの背中を見ながら「大丈夫。」と、言える事。



 
 
 子どもを育てるという事は、子どもの人生を、親の思い通りにする事ではありません。

 親がいなくなった後も、この世界を生きていく力を、少しずつ渡していく事。


 だから今日も、子どもに何を言うかだけではなく、自分がどんな背中を見せているのか。

 少しだけ、そこを意識したい。




 子どもは、親の言葉だけを、覚えているわけではありません。

 親と一緒に見てきた世界を、きっと、自分の中に抱えて、これからの人生を歩いていきます。