人は、自分が守られた形でしか他者を守れない11ー子どもは、親のお金を受け継ぐ前に、親の世界の前提を受け継ぐー





 ーー親が、子どもに残せるものは、1つしかない。


 世界は、怖い場所だという記憶か。

 世界は、挑戦しても大丈夫な場所だという記憶か。



 子どもは、そのどちらかを受け取り、いつか自分の子どもへも手渡していく。

 子どもは、そうして人生を受け継いでいくーー。






 

  ー親が不安を手放した分だけ、子どもは、自分の人生を生きられるー

 


 子どもは、管理しない親から、自分の人生を受け取ります。

 

 

 子どもは、親の言葉よりも、親の「安心」を引き継ぎますーー。


    ★失敗しないで

    ☆ちゃんとして

    ★皆と同じようにして


 ーーその言葉の奥にあるものは、子どもへの愛情でしょうか?


 私は、そうは思いません。

 多くの場合、その言葉の奥にあるものは、親の不安です。

 

 

 

 管理しない=何もしない事ではありません。

 管理しない=子どもを、信じて見守る事です。

 

 管理とは、親の不安を減らす為にーー


    ★子どもの、感情

    ☆子どもの、行動

    ★子どもの、未来


 ーーを、親の基準でコントロールしようとする事です。



 管理は、愛情から始まる事があります。

 でもその愛情を管理へ変えてしまうのは、親の不安です。







 ーー親は、子どもの未来を心配する。


 その心配は、愛から生まれる。

 でも、愛が不安を抱えた瞬間、子どもは自分の未来ではなく、親の安心のために生き始める。



 親が、安心する答え。親が、安心する進路。親が、安心する人生。

 それは、子どもの人生ではない。

 
 親の不安が描いた地図であるーー。







  ー子どもは、親の期待では育たない。親が、信じた世界の広さの中で育っていくー



 自己肯定感が「安全」の上に成り立っている親は、無意識のうちに、こんな前提認知を持っていますーー。


 ※前提認知:人が無意識のうちに信じている世界・人・自分に対する基本設定

 

 

   ☆子どもは、親の延長ではない

 

   ★子どもが失敗しても、人生は壊れない

 

   ☆子どもが他人と違っても、価値は変わらない

 



 ーーこのような前提認知があるから、子どもの行動が、親自身の価値や安心を、脅かしません。



 だから、管理する必要がない。

 否、管理という発想自体が、そもそも存在していないのです。





 

 

 

 

  ー親が不安を手放した分だけ、子どもの人生には、挑戦する余白が生まれるー




 親が手放した不安の分だけ、子どもは、遠くへ行く事が出来るようになります。

 

 管理は、しつけから生まれるのではありません。

 

 管理は、不安から生まれますーー。

 

 

 

   ★周りに、どう見られるか怖い

 

   ☆自分の育て方を、否定されたくない

 

   ★将来、困る子どもになってほしくない



 ーー親は、子どもの為だと思って、行動しています。




 けれど実は、その行動の多くは、親自身の不安を鎮める為のものなのかもしれません。

 親の不安を子どもへの行動修正で解消しようとすると、それは管理となります。


 

 親が不安を手放した分だけ、子どもはーー


    ☆自分で、考え

    ★自分で、選び

    ☆自分で、失敗する事ができる


 ーーそして、自分で立ち上がる事が出来るようになる。



 その経験は、やがて「自分で決める」という習慣になり、その習慣が人生を変えていきます。

 

 親が不安を手放す事が出来ない家庭で育った子ども程、大人になっても、子どもが実家にいる傾向が高い事も、これが理由です。


 

 

 

 

 

 

  「やっぱ高いのは、打ち辛いよねー。」

 

  「風手強いです。」

 

  「及川さんでも、風は止めらんねえもんなあ。」

 

上” を目指す以上 苦しい事の方が多い。 苦しくなくちゃ頑張った事にならない って思い込んでるみたいなとこもある でも そんな事はお構い無しに 時々 “ 楽しい” は来てしまう。 楽しい が俺を引っ張ってしまう。 バレーボールは 楽しい と 忘れては 思い出す。 引用 ...

 

 

  
  …高いトスは、風の影響を受けるから打ち辛い‥レシーブが悪かったり、スパイカーの攻撃態勢ができていないと、そのしわ寄せでトスを高くするしかなくなる…

 

  …それが嫌なら、もっと早く攻撃態勢をつくる。難しいけど理想は、倒れないこと…

 

 

  『ハイキュー』及川徹と日向の物語です。






  ー才能は、開花させるもの。センスは磨くものー



 理想のトスとは、高いトスではありません。


 親も、同じです。

 子どもの人生を高いトスで支え続ける事だけが、愛ではありませんーー。


   ☆自分で跳べる助走を、作ること

   ★倒れても、また走り出せる助走を作ること


 ーーそれが、本当の意味で、子どもを守る事に繋がると、私は思います。





 



 ーー誰かに、支え続けられることではない。

 自分で、跳べる瞬間を、何度も経験できること。


 その積み重ねが、長い目で見れば、人を自由にしていく。




 人は、お金を受け継ぐ前に「世界は、どんな場所か」を、受け継ぐ。

 
 世界は、失敗すると終わる場所なのか。

 それとも、挑戦しても受け止めてもらえる場所なのか。

 
 その違いは、通帳には書かれていない。

 心の中に、書かれているーー。


 

 

 

 

 

 

  ー守られたのは、結果ではない。守られたのは、挑戦できる余白であるー

 

 


 失敗しても大丈夫だったという感覚が、いつかお金になります。

 

 これ、金持ちの子どもが金持ちになりやすい事の本質でもありますーー。


    ★相続による資産

    ☆お金持ちとの繋がり

    ★親に掛けて貰えた教育費

 

 

 

 ーーこれは事実です。でも、本質は違います。

 

 これらは加速装置ではあるものの、エンジンではありません。

 

 

 

 金持ちの親の子どもが金持ちになるやすい最大の理由は「お金があるから」ではなく「お金に対する前提認知が不安ベースでないから」です。





 人は、不安からは、最適化を探します。

 人は、安心からは、創造を探します。


 不安の中では「失敗しない」が、目的になります。

 安心の中では「面白そう」が、目的になります。


 この違いは、大きい。

 歴史を作った人も、会社を創った人も、新しい世界観を生んだ人も「正解」を探した人ではありません。

 「面白そうだから、試してみよう」と、思えた人です。




 だから私は、お金を生み出す力とは、生まれでも、才能でも、知識でもないと思っています。








 ーーお金とは、不思議なもの。


 追いかける人からは、逃げていく。

 価値を生み出す人の所へ、静かに集まってくる。


 価値とは、挑戦の先にしか生まれない。

 そして、挑戦は「失敗しても、大丈夫だった。」という記憶の上にしか、育たない。




 だから、本当の資産とは、残高ではない。

 「また、始めよう。」

 そう思える、心である。


 その心が、人を動かし、人との出逢いを変え、仕事を変え、人生を変えていくーー。







  ー人は、お金を受け継ぐ前に「失敗しても、大丈夫」という世界を受け継ぐー

 

 

 

 金銭的に余裕のある親の前提認知は、こうなりますーー。

 

 

    ☆失敗しても、やり直せる

 

    ★選択肢は、1つじゃない

 

    ☆お金は、使い方に価値が出る

 

 

 

 ーー親にこの前提認知があると、子どもは、挑戦→失敗→修正を、何度も経験出来ます。

 

 

 

 逆に、金銭的に余裕のない親の前提認知は、下記のようになる傾向がありますーー。

 

 

    ★安全な道を、選ぶ

 

    ☆正解を、探す

 

    ★皆と同じを、選択する

 

 

 ーーこれでは、大きな失敗は少ないかもしれませんが、大きなリターンは得られません。

 

 



 

 だから私は、お金を生み出す力とは、生まれでも、才能でも、知識でもないと思っていますーー。

 

    ☆自分で、決める

 

    ★失敗する

 

    ☆修正する

    ★もう1度、挑戦する

 

 

 ーーこの循環を、人生で何回経験したか。

 

 その回数だけ、人は「人生は、自分で切り拓いていける」という、前提認知を育てていきます。


 

 

 

 

  ー貧富の差は、通帳ではなく、世界の前提に現れるー

 

 

 金持ち家庭程、子どもを、管理しません。

 

 理由は、シンプル。

 

 

   ☆失敗しても、致命傷にならないから

 

   ★親の評価が、揺るがないから

 

 

 

 管理されない子どもは、下記を繰り返します。

 

 

   ☆自分で決める

 

   ★責任を取る

 

   ☆修正する

 

 

 お金を稼ぐ力の正体は、この意思決定の回数なのです。


 

 

 

 

  ー守られていたのは資産ではなく、やり直すことができるという感覚だったー

 

 

 同じ能力でも、意思決定の回数により差が出ます。

 

 

   ☆起業できるか

 

   ★投資できるか

 

   ☆転職できるか

 

 

 全て「失敗耐性×意思決定力」。

 

 

 これは、遺伝よりも、勉強よりも、家計よりも、幼少期の前提認知で決まります。

 

 

 

 

 この続きは、また後程。