発見の真の航海とは、新しい風景を探すことではなく、新しい目を持つことであるー石川2ー




 ーー「行ってみたい。」と言った君の声が、まだ知らない場所へ、私達を連れて行ってくれた。


 
 大人から見れば、ほんの小さな「好き」。

 けれど君にとっては、世界の扉を開く小さな鍵だったのかもしれない。



 だから、好きになったものを、大切にしてほしい。

 やってみたいことを、諦めないでほしい。

 まだ知らない景色に、いつか自分から会いに行ってほしいーー。






  ー子どもの「行ってみたい」を大切にすることは、その子の未来の「行ってみよう」を育てることー



 そして、いつか。

 親と一緒に「行ってみたい。」と言っていた子どもが、今度は自分で「行ってみたい場所」を見つける日が来ます。


 その時、親は、隣にいないだろう。

 自分で調べて、自分で決めて、自分で電車に乗る。

 知らない街へ行き、知らない人と出逢い、自分の目で世界を見る。



 きっと、それでいい。

 親が、子どもと手を繋いで歩ける時間には、限りがあります。

 だから、その手を繋いでいる時間に「好きなものを追いかけていけば、世界は広がっていく。」と、伝えておきたいーー。



   ☆「やってみたい」と思ったら、やってみる

   ★「見てみたい」と思ったら、見てみる

   ☆「行ってみたい」と思ったら、行ってみる



 ーーその小さな経験の積み重ねが「知らない」を遠ざけるのではなく「知らない」を楽しめる心に、変わっていくのかもしれない。







 ーー親ができることは、君の代わりに、世界を歩くことではない。

 「行ってもいいんだ。」と思える背中を、そっと見せることなのかもしれない。



 いつか君は、僕の手を離して、自分の足で歩きだす。

 自分で調べて、自分で決めて、自分で知らない街へ行く。



 その時、私は隣にいない。

 けれど、君の中にはきっと、これまで一緒に残った景色が残っている。



 一緒に乗った新幹線が、一緒に歩いた道が、一緒に見つけた小さな好きがーー。






  ー親子で歩いた道は、いつか子どもが1人で歩く道へと、繋がっているー



 今回、石川へ行った理由は、小さな「好き」でした。

 ただ、その小さな「好き」が、家族を知らない街へ、連れて行ってくれました。



 だから、これからも。

 子どもが「好き」と言ったら、出来るだけ一緒に、追いかけていきたい。


 たとえ、それが大人から見たら「そんなこと」でも。

 たとえ、お金と時間を掛けて行く旅行としては、少し変わっていても。




 その先に、何があるかは、わかりませんーー。



    ☆新しい、景色かもしれない

    ★新しい、友達かもしれない

    ☆新しい、興味かもしれない



 ーー若しかしたら、まだ本人も知らない「自分」かも、しれません。








 ーーだって、君が自分の「好き」を追いかけるということは、君自身の人生を歩き始めたということだから。

 

 だから今は、まだ小さなその手を握って、一緒に行こう。

 一緒に、見よう。一緒に、迷おう。



 いつか1人で歩いていける、その日までーー。




 君の「行ってみたい。」が、いつか君自身の世界を、見つけますように。

 そして、その世界のどこかで「来てよかった。」と笑う君に、今日までの小さな旅が、そっと繋がっていますようにーー。







  ー今は一緒に見ている景色を、いつか君は1人で見に行く。その時、今日までの旅が、君の背中をそっと押してくれますようにー



 人生を変えるのは、大きな決断とは、限りませんーー。



   ☆ふとした「好き」

   ★小さな「やってみたい」

   ☆「じゃあ、行ってみようか」の一言


 ーーあの日、小さな「好き」から、石川へ向かったように。




 これからも、子どもの「好き」の先へ。

 まだ、知らない景色を、一緒に観に行こう。


 そしていつか、子どもが1人で、その先へ歩いていく日が来たら。その時はーー



    ☆少し、寂しくて

    ★でも、きっと嬉しい



 ーー「好き」を追いかけて、世界へ出ていける。



 そんな子になってくれたら。

 親として、それ以上に嬉しい事はないのかもしれません。